カジカがねらえる釣り場とテクニック

ルアービギナーズ

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引き味も味覚も絶品です。

カジカは産卵ため岸寄りする10月下旬から1月いっぱいが釣りのシーズンになります。

カジカは夜行性なので夜釣りが絶対に有利で、特に満潮が重る時が最も良い時合いといわれています。日中でも釣れないことはないですが、昼間はあまり活発に活動しないため、夜釣りに比べると、かなり効率が悪くなります。

カジカは夜釣りが有利ですが危険も多く、それなりの準備と心構えが必要です。
ライフジャケットやヘッドランプは必ず着用。出来たらスパイクの付いた靴を履きたい。
ビギナーの単独釣行は避ける。
明るいうちに釣り場を下見する。
騒いだり、海面にライトを当てるなど、他の釣り人に迷惑がかかる行為は絶対無し。
もしもの時は海保の緊急連絡番号。局番なし118番に連絡を。

代表的なポイント

産卵場が岩礁帯のため、ポイントは危険が多い磯での釣りが中心だと思われがちですが、漁港でも40cmを超える良型が十分ねらうことができるので、ビギナーでもねらえるターゲットです。

また、泳ぎが上手ではなく潮が速い場所は好まないようです。

ポイントの詳細

1.船揚場の斜路周り

船揚場の斜路は見過ごしてしまう場合が多い穴場的ポイントです。

出来れば岩盤に造られた船揚場の斜路が絶好なのですが、一般的な漁港にある船揚場もストラクチャーがあれば一回は探って見たいポイントです。

2.排水口周り

漁港内には水揚げした漁獲物を洗ったりする作業場は、作業中に大量の水を使うので、ほとんどの場合、近くに排水口が有ります。

うまい具合に作業中で排水が流れ出していたらチャンス。単発が多いですが良型がいることがあります。

3.捨て石周り
防波堤の建設時に敷かれる捨て石周りは、防波堤の上で釣りができるので、比較的安全で釣果も期待できるポイントです。
4.船道周り

船の出入りが激しい漁港の港口は、船のスクリューや潮の流れの影響で、他の場所より掘り下げられています。このカケアガリ状になった場所は魚が好むのポイントで、カジカも良型が連発することが多々あります。

ただ、船が通過する場合はスクリューにラインを巻き込まれる危険があるので、直ぐに仕掛けを揚げましょう。

5.沈み根周り

カジカに限らず、ロックフィッシュと呼ばれる魚をねらう場合の超1級ポイントです。

6.消波ブロック周り

防波堤の外海側に積まれてある消波ブロック周りは定番のポイントです。特に消波ブロック同士の小さな隙間や海藻が多い場所が期待大。

ただ、消波ブロックに乗って釣る場合が多いので足元には十分注意したい。

7.磯

数、型ともに最も期待できるポイントですが、足場が悪いほか、突然の波越も考えられるので、ビギナーの単独釣行は絶対やめたい。

8.ストラクチャーがある汽水域

カジカは汽水域を好むといわれていて、河川の大小に関係なく河口付近に岩場や消波ブロックなどのストラクチャーがある場所は絶好のポイントになります。

ただし、カジカが釣れだす10月下旬は、サケが遡上のため岸寄りする時期と重なり、河口にサケマス捕獲河口規制が設定されている河川があります。誤解を招かないよう釣行前に確認したい。

根掛かり覚悟で積極的に・・・

カジカ釣りの場合も、ボトムストラクチャーをねらうのが基本です。

当然、根掛かりは多くなり、ルアーロストも多い釣りです。

しかし、アブラコ釣りと同様に、根掛かりを怖がっていたら全く釣果は期待できません。根掛かり覚悟で積極的に誘うのが好釣果の秘訣です・・。っていうのは磯や沈み根などのネイティブストラクチャーのお話です。

漁港内の船揚場の斜路や排水口は根掛かりの心配はまず無いし、防波堤の横に積まれている消波ブロック周りや捨て石周りでも磯ほど激しい根掛かりは無いはずです。安心してカジカ釣りを楽しみましょう。

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ルアーアクション

カジカ釣りで使うルアーアクションも、ボトムを意識するアクションが必要です。

基本はアブラコ釣りと同じで、上下の動きが有効ですが、カジカはあまり泳ぎが上手ではないため、アクションが大きいとルアーに追い付けない可能性があります。

リフトアンドフォール

ロッドの先端部をしゃくり上げ、ルアーをリフト(浮かせる)させ、自然にフォール(沈める)させる。を繰り返すアクションです。

ボトムバンピング

ロッドの先端部を上下に動かし、ルアーをボトムで跳ねる様に動かすアクションです。

テクニック

カジカのアタリは、軽い前アタリの後、グングンとロッドが絞り込まれるパターンと、一気に絞り込まれるパターンの2種類あります。

前者の場合は、前アタリでアワセを入れると、スゥっと抜けてしまうことが多い。これは、カジカがエサやルアーを完全に咥えていないからで、なかなかフッキングしないのはこのためです。

なので、前アタリは無視して、大きくロッドが絞り込まれたらアワセを入れてやるとフッキングの確率が上がります。

後者の場合は直ぐにアワセを入れます。フッキングしたら根に潜られない様に一気に魚を浮かせるのが大切です。

足元を探る場合

防波堤でヘチ(際)や、外海側に積まれている消波ブロック周りを探る場合に使う最も簡単な釣り方です。

ルアーをリフトさせる量は少ない方がカジカには有効です。

ポイントを広く探る場合

沖目のボトムストラクチャーを広く探る場合に使えるテクニックです。

また、防波堤に沿ってルアーをキャストしヘチ(際)を広く探る場合にも使えます。

ポイントを丹念に探る場合

上記と同様に広くポイントを探りたい場合に使える釣り方です。

ただ、同じ範囲を探る場合でも、ルアーを小刻みに動かすことでポイントを丹念に探ることが出来ます。

カジカをねらう場合は1番有効な釣り方かも知れません。

まとめ

カジカ釣りは昼間でもねらえますが、やはり夜釣り方が期待できる釣りです。

カジカが着くポイントも磯周りなどのストラクチャーが中心です。

危険も伴うのでビギナーの単独釣行は控えたい。

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